満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:32 伊の国旗買い、ローマで手品「1993年61歳」

      2018/05/05

満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:32 伊の国旗買い、ローマで手品「1993年61歳」

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85歳の母親が書く、満州引揚者の半生

・母親が出版した「縁と運」の概略

 (2013/8/1 初版)

 朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。

 本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。

・この本の問い合わせ

絶版につき受付終了

この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。

連絡先(090・6613・4068)へ。

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32 伊の国旗買い、ローマで手品「1993年61歳」

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私の住む安城市に、「いろはショー」という、ボランティアサークルがあって、歌と踊りとマジックショーで、主に老人ホームの慰問をしています。

私もその一員でマジックを担当しています。

今年一月、縁あって大勢の人たちとヨーロッパを訪れました。

旅の終わりはローマで最後の夜はパーティーもあるようなので、皆さんに楽しんでいただこうと、マジックの用意をしました。

ところがここまで来て悩んだのは、手品の一つに、6か国の旗を使うのがあるのですが、ご当地イタリアの旗がない。

準備する時、そこまで気がつかなかったのです。

会場には、イタリアの人たちもいるし、いっそ、この出し物はやめようかと思ったとき、華やかな布がつるしてある店が目にとまり、もしかして、と尋ねてみるとありました。

早速買い求めてついでに、日本で言う「バンザイ」に当てはまるイタリア語を教えてもらいました。

パーティーが進行し私の出番になりました。

イタリアの旗は大きくて、隠すのが大変でしたが、マジックショーの締めくくりは「フォールツォ・イタリー」と言って、緑、白、赤の旗をパッと広げました。

ひときわ高い拍手の音が、いまも耳に残っています。

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