Just another Windows perl site

「ドラッカーを理解できる、キーワードとポイント」:04「技術とは何か」

2018/02/04
 
この記事を書いている人 - WRITER -

 

第4弾:技術編「テクノロジストの条件」を参考に書いていく。
まずこの本は「何の本か」と言う所から
言わなければならない。
私は「技術の本」のつもりで読んでいた。
しかし、そんな小さい話ではなかった。
もっと凄いスケールの大きい、話だ。
見出しの順に書いていく。
最初は、
「技術の歴史と技術がダイナミックに世界を変えた事」
が書いて有る。

スポンサードリンク

–見出し————————————————–

「日本の読者へ――なぜ技術のマネジメントが重要なのか」
西暦0100 皇帝カエサルの時代のローマ帝国に、水利、道路、軍事の技術革命が花開いた。
(灌漑技術)
西暦1500 近代技術は一五世紀の半ばに活版印刷とともに生まれた。
西暦1600 16世紀後半の次の技術革命では、最古の雇用である農業が変わった。
西暦1700 わずか200年のうちに、西洋による世界制覇を可能にしたものが近代技術だった。
西暦1775 近代企業は1775年、蒸気機関を製造したジェイムズ・ワットとマシュー・ボールトンの会社から始まった。
西暦1800 1800年ごろには蒸気船、
西暦1829 1829年には鉄道、
西暦1840 1840年には郵便、同じく
西暦1840 1840年には光学機器と電信が続いた。
西暦1940 1940年代半ばには、コンピュータが高速の計算機を超えるものであることを認識した。

———————————————————
その次は「技術がもたらす色々な知覚的な話」だ。
これが「ドラッカーの技術感」なのだ!
–見出し————————————————–

プロローグ 未知なるものをいかにして体系化するか
・現実はモダンを超えた
・全体は部分の総計か
・因果から形態へ
・目的論的世界観
・新たな哲学
・われわれが必要とする体系
・進歩からイノベーションへ
・かつて変化は破局を意味した
・イノベーションのコンセプト
・未知なるものの体系化
・ひらめきと体系化

———————————————————
ここからが「技術のもつ、可能性・機能性」のことだ。
–見出し————————————————–

Part1 文明の変革者としての技術
1章 仕事と道具
2章 古代の技術革命に学ぶべき教訓
3章 近代を生み出したものは何か
4章 IT革命は産業革命になれるか

———————————————————
ここは「人間が仕事として行ってきた、
技術(者)のマネジメント」だ。
–見出し————————————————–

Part2 技術のマネジメント
5章 知識労働の生産性
6章 ベンチャーのマネジメント
7章 つくるだけでは終わらない――製造の新理論
8章 技術をマネジメントする

———————————————————
ここは「新技術を意識的に生み出す
(イノベーション)テクニック」の解説だ。
–見出し————————————————–

Part3 イノベーションの方法論
9章 方法論としての起業家精神
10章 イノベーションのための組織と戦略
11章 既存の企業におけるイノベーション
12章 イノベーションの機会はどこにあるか

———————————————————
ここはもう「技術を離れた、ドラッカーの未来への世界観」だ。
–見出し————————————————–

Part4 世界観の転換
13章 分析から知覚へ
14章 知識の意味を問う
15章 ポスト資本主義社会の到来
エピローグ インタビュー「新技術は世界をどう変えつつあるか」

スポンサードリンク

———————————————————
全体を通すと、
ドラッカーでなければ、
解釈、解説、書けない代物だ。
私は、今まで疑問に思ってきたことのほとんどが、
この本で、「目から鱗が剥がれ落ちた」ように、
すっきりした。
「やっぱりそうだよね」って感じだった。
例えば
「技術、技術者」
「技能、技能者」
「絵画技術、絵画技能」
「工芸技術、工芸家」
の区分って、日本では、曖昧だ。
しかし、この本の中で、
———————————————–

・技術とは「もののつくり方」である。
・技術の目的は「限界の克服」ということになる。
・技術とは「もの」を超えたものである。
・技術とは人問のための人問の活動である。
・技術とは仕事にかかわることである。

———————————————–
これを読んだ、私の解釈は、
・技術とは「生身の人間の限界を克服させた物とその作り方」となった。。。
もう一つ、大いに気になったのは、
「イノベーション」の解釈だ。
最近「イノベーション」って言葉を
皆口に出すようになったが、
その話の内容を聞いていると、
「ドラッカーの本を読んでないのは、丸わかり」だ。
おおよそ、この本の内容とは、違う意味のことを言っている。
部下からすれば、いい迷惑だ。
きっと
「言われたまま、自分の解釈」
で、言っているのでろう。
ぜひ、「技術に関わる人」は勿論、
「技術に関わらない人」も、
「ドラッカーの世界観・未來感」と
今後起こるであろう「ドラッカーの予測?」を
比べて頂きたいものだ。

スポンサードリンク


この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 仕事の進め方の効率化ブログ , 2017 All Rights Reserved.