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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:10 母国恋う心は人の本能「1985年52歳」

2018/04/07
 
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:10 母国恋う心は人の本能「1985年52歳」

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85歳の母親が書く、満州引揚者の半生

・母親が出版した「縁と運」の概略

 (2013/8/1 初版)

 朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。

 本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。

・この本の問い合わせ

絶版につき受付終了

この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。

連絡先(090・6613・4068)へ。

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10 母国恋う心は人の本能「1985年52歳」

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今月の初め、小学校のクラス会に10人が集まりました。

私たちは、終戦の年に奉天(現瀋陽)の平安小学校を卒業した引き揚げの子。

折しも前夜に、中国残留孤児訪日で「肉親の手掛かりを求めて」が放送されました。

昭和21年六月、家族と無事に帰国できた私です。

紙一重であのようにーーとつらい思いで泣きながら終りまで見て、そのまま寝ついたせいか、うす暗い収容所、病める母親にすがる幼児、荷車に積まれた凍った遺体などの夢を読みました。

いま、残留孤児の訪日をめぐって、人はさまざまな意見を言います。

いくらなんでも子を捨てるなんて。

生きているならなんで会ってやらないのか。

育ての親の恩を思わぬかーーなど。

世の中、平穏な時は、だれでも常識的に、理論的に事を考えるもの。

しかし、極限に身を置いたとき、どのような判断をするか、それは実際に体験してみないと分からないと思います。

このまま手をひいていれば、この子の命はない、となれば、たとえ一刻でも生きのびさせる手段として、わが子を人に預けることもあるのでしょう。

また日本人の子をあずかった中国の人たちも、そのために迫害を受けて大変だったという話を、クラス会の席で聞かされました。

それだけに養父母の恩は深いのですが、母国を恋いうる思いは、人間の本能です。

この人たちは日本人だから、日本が恋しいのです。

私たちの同窓会名簿にも消息不明の人が、少なくありません。

私は、この問題については、みんなで考え、どうか1日も早く、すべての人が等しく幸せになれることを願っています。

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