満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:56 友好の懸け橋桜を植樹 「2006年74歳」
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:56 友好の懸け橋桜を植樹 「2006年74歳」
85歳の母親が書く、満州引揚者の半生
・母親が出版した「縁と運」の概略
(2013/8/1 初版)
朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。
本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。
・この本の問い合わせ
絶版につき受付終了
この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。
連絡先(090・6613・4068)へ。
56 友好の懸け橋桜を植樹 「2006年74歳」
先日末、中国江蘇省淮安市で、地元の淮安生物工程高等職業学校と愛知県立安城農林高校との友好提携5周年を記念するサクラの、植樹会があり、私たち夫婦も参加しました。
安城市は、以前から淮安市の農業研修生を受け入れており、両校の友好提携が結ばれました。
植樹会は安城農林の同窓会と安城市日中友好協会が計画したもので、生徒20人を含む市民ら105人が訪中しました。
淮安市は、周恩来元首相の生誕地。
元首相が日本留学中に愛したサクラを選びました。
広大な 鉢池山公園で、熱烈な歓迎を受け「友誼櫻花林」と刻んだ石碑の序幕の後、約300本の櫻の木を植え、それぞれ、自分が植えた木に名札を結びました。
職業学校にも約50本を植え、生徒たちと話し合いや、折り紙などをしました。
言葉はなかなか通じませんが、よろこびの気持ちは、十分に分かちあえたと思います。
その時に、プレゼントをくれた女生徒に帰国後、手紙を出しました。
そのうち、返事が来ることになっています。
苗木が順調に育てば、3年後には花をつけるそうで、「また、行こうね」という話しも出ています。
日中関係がギクシャクしている現在、私たちの活動が日中友好に役立てばと思っています。