満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:46 お帰りなさいうちのツバメ 「2002年70歳」
2024/05/07
Contents
満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:46 お帰りなさいうちのツバメ 「2002年70歳」
85歳の母親が書く、満州引揚者の半生
・母親が出版した「縁と運」の概略
(2013/8/1 初版)
朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。
本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。
・この本の問い合わせ
絶版につき受付終了
この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。
連絡先(090・6613・4068)へ。
46 お帰りなさいうちのツバメ 「2002年70歳」
3月26日日の早朝、店を開いて、せかせかと掃除をしていました。
「ン、あの鳴き声は」と、店先を見上げているとやっぱりツバメでした。
軒先の幟(のぼり)に止まっています。
幟は、昨年暮れに活性化を目指して作った幟です。
背中の羽がちょっとめくれているので、きっと「うちのツバメ」にちがいありません。
「お帰り」と声をかけてやりました。
私は、自分でもあきれるほどの方向音痴。
その私にしてみれば、はるか南から海を越えて、私の店に帰って来てくれたツバメに、尊敬の気持さえ抱きます。
商いは厳しくて悩みも多い昨今、ツバメの訪れに何だか元気をもらいました。
ツバメさんたち、すべての人に元気を配ってね。