満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:41 無事故46年は、天の采配か 「1999年67歳」
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:41 無事故46年は、天の采配か 「1999年67歳」
85歳の母親が書く、満州引揚者の半生
・母親が出版した「縁と運」の概略
(2013/8/1 初版)
朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。
本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。
・この本の問い合わせ
絶版につき受付終了
この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。
連絡先(090・6613・4068)へ。
41 無事故46年は、天の采配か 「1999年67歳」
昭和28年ごろの自動車運転免許の受験は、試験官が旗を振るのを合図に、自動三輪車にまたがって、ダダッと砂煙をあげてコースを回るものでした。
車種もいろいろあって、自分の運転しやすい車が回ってくるまで、後ろの人と順番を代わってもらえました。
女性は、私一人。
2回目の挑戦で合格した時は、周りの見知らぬ男の人たちまでが拍手をしてくれました。
それから今日まで、46年間( 8年後からは、普通免許)パンの配達などに毎日といってもいいほど乗っていますが、無事故です。
この車のあふれる時代、事故は起こさず、遭ってもいません。
違反もない、と言いたいところですが、スピード違反が2回ほど。
思えば、車に乗れるのはありがたいことです。
十分のいきたい所へ、ほぼ行けるのですから。
だから、もっと感謝しなければと思います。
自分の心がけだけで事故に遭わないのだは、おごった心です。
きっと、だれかに守られているのだと思います。
ハンドルを持つ時、この感謝の心を忘れると、きっと天罰が当たることでしょう。