満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:25 闘病生活に心弾む音楽会「1989年57歳」
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:25 闘病生活に心弾む音楽会「1989年57歳」
85歳の母親が書く、満州引揚者の半生
・母親が出版した「縁と運」の概略
(2013/8/1 初版)
朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。
本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。
・この本の問い合わせ
絶版につき受付終了
この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。
連絡先(090・6613・4068)へ。
25 闘病生活に心弾む音楽会「1989年57歳」
調布市で昨年十月、重度の心身障害児施設の島田療育園に長くかかわり合った人たち10人が集まって、「真の福祉とは」をテーマに座談会が開かれ、私もその一人として出席いたしました。
ご主人がパーキンソン病のNさんとは、その折、初めて会ったのです。
今年一月初め、Nさんが神戸に行かれた帰途、新幹線を途中下車してもらっての再開でした。
Nさんは、全国パーキンソン病友の会神奈川県支部の代表で、もう10年来友の会の運営に一生懸命な人です。
三河安城の待合室で、わずかな時間の話しでしたが、「友の会の行事のなかに、なにか明るい、心はずむ行事をとり入れたい」というNさんの願いに、パッと思いついたのが、ピアノデュオの世界的奏者であるザイラー夫妻のことです。
そこで、横浜のホールでコンサートをやっていただこう、あそこなら車椅子も入るし、ということで、Nさんが会場の手配、私がザイラー夫妻にお願いすることになり、日時も10月15日と決まりました。
さて、当日ザイラー夫妻のやさしい人柄と素晴らしいデュオのおかげで大成功。
お客さまも満足だったと、感想を寄せてくださった。
更にうれしいことに、この日、にお客様の中に、パーキンソン病友の会茨城県支部の方がいらして、茨城でもぜひコンサートをやりたいと、準備にとりかかる心意気です、と聞かされました。
今回の神奈川県友の会の成功がはずみになって、全国の友の会に広がっていけばと、願ったことでした。