満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:16 日曜の歩け運動20年「1986年54歳」
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:16 日曜の歩け運動20年「1986年54歳」
85歳の母親が書く、満州引揚者の半生
・母親が出版した「縁と運」の概略
(2013/8/1 初版)
朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。
本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。
・この本の問い合わせ
絶版につき受付終了
この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。
連絡先(090・6613・4068)へ。
16 日曜の歩け運動20年「1986年54歳」
案じていたお天気も、うれしい秋晴れとなった先日の日曜日、私たちのまち桜井では、町ぐるみの総合体育大会が催されました。
その開会式に私たちに20人は「歩け運動」というプラカードをかかげて入場行進しました。
式も進んで、いよいよ「歩け運動の皆勤」の表彰です。
一人ずつお名前を呼ばれて、市の体育協会会長さんから、胸にメダルをかけてもらいました。
80近いおじいさん、六つのお姉ちゃん、四つの坊やには、ひときわ拍手が高まりました。
私の住む安城市には、「歩け運動」と「ランニング運動」を合わせて 20の集会会場があり、それぞれの地区で毎年四月から十月までの毎週日曜日の朝、4キロのコースを約1時間かけて歩きます。
そして、30回休まなかった人に、皆勤賞として名前を刻んだメダルが授与されるのです。
今年、安城市は歩け運動に20年を迎えました。
この記録は他にないそうで、安城市の自慢のひとつです。
私自身も第1回から参加しています。
日曜日の朝6:30に集合。
ラジオ体操の後スタートです。
20周年を祝った今年は、全国各地の健康スポーツサークルの中から「長年にわたり地域に根ざして健康増進に励む」として、第1回スミセイ健康財団賞にも選ばれました。
健康づくりのためと、何かやり始めても一人ではなかなかやり通せませんが、こうして大勢のお仲間があれば、何とか続けることができます。
私たちの桜井会場も参加者約30人のほとんどが、皆勤に近い成績です。
「歩け運動」は、どんな年代の人にも適していますし、なにより朝早く、移りゆく景色を眺めながら歩くのは、とても気持がよいものです。
私はとても姿勢がよい、とほめられて、病気知らず、これからもずっと続けていけることを願っています。