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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:14 楽しみな姉妹都市訪問「1986年53歳」

2024/05/07
 
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満州引揚者:林 恭子:『縁と運」:14 楽しみな姉妹都市訪問「1986年53歳」

85歳の母親が書く、満州引揚者の半生

・母親が出版した「縁と運」の概略

 (2013/8/1 初版)

 朝日新聞の読者投稿欄の「ひととき」と「声」に投稿し、掲載された70編を「縁と運」と題して出版した。

 本には、林恭子の生き方や思いが人生の縮図として描かれている。

・この本の問い合わせ

絶版につき受付終了

この本に関しては、私、林 宏(息子)に問い合わせて頂きたい。

連絡先(090・6613・4068)へ。

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14 楽しみな姉妹都市訪問「1986年53歳」

私の住む安城市は、昭和57年7月アメリカ、カリフォルニア州のハンチントンビーチ市と姉妹都市になりました。

以来、来年4人の市民代表が、友好を深めるため同市を訪れていましたが、この二月に訪問する、4回目の代表として、私も参加させていただくことになりました。

応募の申込書に添えて提出する「国際交流に臨むこと」というテーマのリポートに、私はジェニーのことを書きました。

ニューヨーク州のエブスターに住む主婦で。いま63歳。

文通を始めてからもう20年。

NHKの英語テキストの文通コーナーで知った友です。

遅くから勉強し始めた未熟ない英語ながら、せっせと便りを書きました。

ペンパルになってすぐ「わが家の紹介です」と、寝室や、キッチンの写真が同封されてきたのにはびっくりしましたが、これも国民性の違いだな、と思いました。

また、表現の仕方も違い、手紙の内容もわからないとこがありました。

そういう場合は、わるびれず、「どういう意味でしょうか」と尋ねました。

彼女はまた、別の言葉で書きなおしてくれます。

このように、思いやりしながらの交際などで、きっと20年も続いてきたのだと、いつも思います。

これはまた、私の国際交流に臨む気持ちで、異質の文化や、環境の違う人たちと交流するためには、何よりもお互いに理解しあうこと。

そのためには、さまざまな体験を通じてお互いを知り合うことが大切だと思います。

分野によって独自な交流があるでしょうが、私は女性としての立場で問題を話し合えればと望みます。

今度の旅は2月9日から八日間ロサンゼルスやサンフランシスコも回り、廃棄物処理や都市計画、成人教育などを学ぶ予定です。

できれば少しでも自分で話したい、と出発までできる限りの時間を英会話の勉強に与えようと思っています。

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